森保ジャパン、初の完封負け。現在の課題はどこにあるのか?


 しかも相手が4−4−2に並びを変えて押し込まれるなか、森保監督は香川真司(ベジュクタシュ)の投入に踏み切ろうとするも、その直前に失点。ベンチワークで後手を踏んだ格好だ。
 システムのバリエーションという点でも、新体制の初陣となったコロンビアに劣ってしまった。鈴木に代えて香川を投入するも、基本的には南野との2トップを維持し、試合の流れを大きく変えることはできず。ゴールこそ奪われなかったものの、66分、67分と立て続けにピンチを招いたことは、選手交代の反省点として挙げておく必要がある。
 それは、71分に見せた2枚代え(堂安OUT→乾貴士[アラベス]IN、山口OUT→小林祐希[ヘーレンフェーン]IN)の采配についても同様だ。逆にカルロス・ケイロス監督は、その後、4−2−3−1(82分)、4−1−4−1(87分)と、次第に逃げ切りの采配で試合を終わらせることに成功している。
 対する森保監督は、攻撃的に出るための2枚代えを行ないながら、その後は鎌田大地(シント・トロイデン)、安西幸輝(鹿島アントラーズ)と、テスト起用的な交代カードを切っている。
 結局、森保ジャパンの課題は残されたままに終わったのが、今回のコロンビア戦だった。たしかに半数以上が入れ替わったメンバーでコロンビアに健闘したと言えるが、今回の親善試合の狙いと、現在の森保ジャパンの課題という視点で見ると、評価できる点があまりなかったと言っていい。
 果たして、これらの問題点を残したまま臨むボリビア戦で、森保監督はどのようなアプローチをするのか。昨年の親善試合ではスタメンを大幅に入れ替えるパターンを貫いたが、今回もその流れを踏襲するのか否か。ボリビアの実力を考えれば日本が圧倒する可能性は十分にある。しかし、狙いと課題という部分を基準にして、引き続き内容に注視する必要があるだろう。

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