影の功労者は西大伍。ボリビア戦でグチャグチャ展開に待ったをかけた

試合中、声を枯らして歌い続ける観衆が減る一方で、静かに見入る観衆の割合が増加。玄人っぽい人が増えているという印象だ。成熟してきたと言ってもいいだろう。無理な興行化に走る必要がなくなっているのだ。

 ボリビア戦の話をすれば、試合内容に物足りなさを感じる人が多数を占めるだろう。「せっかくチャンスをもらったんだから、もっと頑張れば」と言いたくなる気分だが、一方で、1.5軍で戦ったコロンビア戦のスタメンを総取っ替えしたのだから、うまくいかないのは当然だという気持ちも強く湧く。過去にこのメンバーで戦ったことは一度もない。言ってみれば即席チームだ。
 その割によかったところは何かと言えば、パスワークと展開力だ。少なくともコロンビア戦に比べ、ピッチが広く使えていた。相手の陣形を広げておいて中を突くきれいなサッカーができていた。

 コロンビア戦とは真逆だった。中島翔哉(アル・ドゥハイル)、南野拓実(ザルツブルク)、堂安律(フローニンゲン)。この3人のアクションは確かに魅力的に映ったが、周囲との関係性、とりわけ彼らと両サイドバックとの絡みが悪く、展開美という点で物足りなさを感じたものだ。コロンビアのサッカーが、特にその点で優れていたことも、その印象に拍車をかけた。両チームにはデザイン性という点で著しい開きがあった。

 それは西野ジャパンとの違いでもある。

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