影の功労者は西大伍。ボリビア戦でグチャグチャ展開に待ったをかけた

ロシアW杯で披露した日本のサッカーは、コロンビア戦の森保ジャパンより美しかった。それとベスト16という好成績は密接な関係があると考えるが、その魅力がボリビア戦を戦う急造チームには存在した。パスコースはコロンビア戦より多く見えた。

 ボリビア戦は、相手陣内に迫る力が弱かったに過ぎない。実際、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)、乾貴士(アラベス)、香川真司(ベシクタシュ)に代わり、中島、堂安、南野が投入されると、不足していた迫力はとたんに増した。相手が疲れてきたタイミングで投入されたことも奏功した。

 中盤で相手のパスミスを拾い、堂安、南野とつなぎ、中島がゲットした決勝ゴールに、その成果は端的に表れていた。

 そのうえ、展開美も維持された。3人が出場しても、コロンビア戦のような理路整然としないグチャグチャな展開に陥ることはなかった。整った基盤の上に、3人がきれいに乗っかる型になっていた。
 その基盤の形成に一役買っていたのが、右サイドバックの西大伍(ヴィッセル神戸)だ。代表キャップは、2011年6月に新潟で行なわれたペルー戦以来の2度目ながら、Jリーグベスト11に2年連続輝いた実力派のベテランである。

 その洒脱なパスセンスとパスコースの作り方は、この即席チームにとって欠かせないエッセンスになっていた。

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