神戸「バルサ化」邁進の光と影。セルジ・サンペール獲得は吉か凶か?



「セルヒオ・ブスケッツの後継者」と、バルサ内部で期待は高まった。

 2014−15シーズンには、欧州チャンピオンズリーグでトップチームデビューを飾っている。しかし、主戦場にしていたバルサBがよもやの3部降格の憂き目に遭ってしまう。これによって、以後、サンペールはトップで練習しながら、3部の試合に出るというジレンマを抱えることになった。
 2015−16シーズンはリーグ戦デビューを遂げたものの、結局はこれがバルサで唯一のリーグ戦出場となっている。2016−17シーズンは同じ1部のグラナダに期限付き移籍したが、22試合出場も定位置はつかめていない。2017−18シーズンはラス・パルマスへ期限付き移籍するが、わずか2試合出場に終わり、ケガで半年を棒に振った。

 その後、サンペールはバルサに戻って治療を終えている。しかし、公式戦には一度も出ていない。つまり、清水戦は1年数カ月ぶりの真剣勝負だったのである。

「バルサ化」

 その目標を掲げる神戸だが、残念ながらサンペールはアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャと同列には語れない。実戦経験が乏しく、したがって適応力も低い。バルサで育ったことによるハンデのある選手だとも言える。守備の面では、ほとんど鍛えられていない。すべてボールありき。

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