バルサ新プロジェクトの全貌を独占取材。「サッカーの未来」とは?

90年代以前のフットボール選手たちは、ロックスターまがいの破天荒な生活をしていたが、そんな習慣はほとんど死に絶えた(まだ試合後のロッカールームでたばこに火をつけたり、街なかでちょっと飲んだりする選手がいないわけではないが)。

 バルサのイノベーション・ハブがフットボール界のトレンドの先駆けなのかどうかは、まったく知りようがない。ライバルのクラブが情報を明かさないからだ。「他のクラブは自分たちの知識を共有したがらない」と語るバルトメウは、どちらかといえば情報共有を支持している。

 ロンドン・スクール・エコノミクス(LSE)の経済学教授で、リーガ・エスパニョーラのアスレティック・ビルバオの理事でもあるイグナシオ・パラシオス・ウエルタは、少なくともフットボール界のデータ分析の領域では「確実に先頭を走っているクラブがある。リバプールだ」と言う。「数学や物理の博士号を持つ4、5人がチームをつくって活動している。おまけに彼らは、フットボールを知っている」

 けれどもパラシオス・ウエルタは、イノベーション・ハブのスタッフに自由にリサーチをさせている点でバルサを称賛する。しかもバルサのイノベーション(革新)は、リバプールより大胆なものかもしれない。
 ハブの16人のスタッフは、バルサのあらゆる関係者と接触し、最高の「革新」をクラブ中にもたらそうとしている。

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