バルサ新プロジェクトの全貌を独占取材。「サッカーの未来」とは?

しかもハブの機能は、クラブ内だけにとどまるものではない。「私たちには、世界でも最高の『実験室』がある」と、バルトメウは言う。「なんといっても、このクラブにはさまざまなスポーツをやっている8〜30歳の男女が2500人いるのだから」

 バルサではフットボールだけでなく、バスケットボールからローラーホッケーに至る多くのスポーツで、それぞれ男子、女子、子どものチームを設けている。バルサと提携する新興企業や大学は、自分たちの研究や発見を、これらのアスリートに試してもらうことができる。

 ときにはバルサのスタッフが製品開発を手伝うこともある。こうした試みが画期的な結果につながれば(たとえばハムストリングのケガを早く回復させる方法を見つけるなど)、まずバルサのアスリートたちが最初に恩恵を受ける。

 その後に、クラブは新製品を世界中のスポーツに広めたいと考えている。こうした社会貢献をめざす姿勢は、バルサが掲げる「クラブを越えた存在」(MES QUE UN CLUB:カタルーニャ語)というモットーから来るものでもあるし、少なからず収益増を期待しているためでもある。

 どこかの企業が「FCバルセロナでテスト済み」と銘打った製品を売り出せば、バルサはロイヤリティを得られる。これらの製品が睡眠や栄養に関するものなら、一流アスリートにも一般の人にも同様の需要があるから、利益はさらに大きくなる可能性がある。

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