バルサ新プロジェクトの全貌を独占取材。「サッカーの未来」とは?



 現在バルサには、投資ファンドを立ち上げる計画がある。当面の資金調達目標額は1億2500万ユーロ(約157億円)。スポーツとテクノロジーに関する世界中のプロジェクトから投資先を見つけたい意向だ。
 バルサはフットボールのライバルチームよりも、アメリカのスポーツチームとの間でアイデアを交換している。アメリカンフットボールのサンフランシスコ・49ersや、バスケットボールのゴールデンステート・ウォリアーズなどだ。

 バルサの理事のひとりでイノベーション・ハブを担当するマルタ・プラナに言わせれば、バルサは「スポーツ界のシリコンバレー」になりつつある。ただし、ひとつ大きな違いがある。シリコンバレーにはテクノロジー面の革新を生み出すために失敗を奨励する空気があるが、バルサはそういうわけにはいかない。バルサにとっては、現実の試合で2連敗したら大変なことだ。将来の革新のために現在のパフォーマンスを犠牲にすることは、バルサにはできない。

 それでもバルサは、大半のフットボールクラブよりは長期的な視野でものごとを考えている。昔から理事を務めてきたカタルーニャの商人の家と、14万5000人いるソシオ(会員)の大半が、クラブを共同保有し、生涯にわたってクラブに寄り添いつづける。未来のフットボール選手について彼らが考えるのは、当然の成り行きだ。

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