闘将シメオネ、神通力の限界か。A・マドリードが岐路に立っている



 4月6日、バルセロナとの首位攻防戦は乾坤一擲(けんこんいってき)の一戦となる。勝ち点は8ポイント差。厳しい状況ではあるが、勝てば望みはつながる。

 はたして、シメオネ・アトレティコは限界なのか――。

 ユベントスに敗れた後のリーガ第28節、アトレティコはアスレティック・ビルバオ戦も敵地で2−0と完敗している。試合後、記者が厳しい質問を投げた。
「就任以来、最悪のときでは?」

「ノー。それはミラノでCL決勝に敗れたとき(2016年、レアル・マドリードにPK戦の末に敗れた)だ」

 シメオネらしい強気な返答だった。そしてその後、第29節のアラベス戦は敵地で0−4の勝利を収め、第30節もジローナを2−0で手堅く下している。地力の強さを示したことになるが……。

 今シーズン、シメオネ監督はチーム再建に取り組み、大量補強を敢行している。MFロドリ、トマ・ルマール、ジェルソン・マルチンス(現在はモナコにレンタル中)、FWニコラ・カリニッチ、DFサンティアゴ・アリアスなど、スペイン、フランス、ポルトガル、クロアチア、コロンビアのW杯代表選手を次々に獲得。なんと1億1500万ユーロ(約145億円)もの大金を投じた。

 しかし残念ながら、現状はMFロドリしか確かな戦力になっていない。

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