闘将シメオネ、神通力の限界か。A・マドリードが岐路に立っている

優勝争いをする一方、残留争いもした。かつてフェルナンド・トーレスがデビューした舞台も、実は2部だった。シメオネ・アトレティコは、クラブ史においてもっとも安定的な戦いをしているのだ。

 大一番となる敵地でのバルサ戦は、ターニングポイントになるだろう。シメオネは最初の15分、相手をつぶすように強度の高いプレーで押し込み、ゴールを狙うのではないか。そこで先制点を奪えれば、理想的なゲームプランとなる。

 その点で、ガーナ代表MFトーマス・パーティはキーマンになる。トーマスがバルサの攻撃を断ち切れるか。先制点を失ったら、厳しい展開になるだけに、堅牢さが欠かせない。

 0−0で試合を推移させながら、アントワーヌ・グリーズマン、アルバロ・モラタ、ジエゴ・コスタの強力な三本の矢でバルサを脅かせるか。
「2位狙いですか、それともまだタイトルを狙っているのでしょうか?」

 記者にそう訊かれたシメオネの答えは、面目躍如だった。

「そこに可能性がある限り、当然タイトルに挑戦するさ。俺は超が付くほどの楽観主義者だから。たった1週間で、物事がガラリと変わるのがフットボールだ」

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