土橋勝征が守備固めで危機一髪。秋山幸二の打球に「やっちゃった」

外野手の練習はプロに入ってからですか?
土橋 もちろんです。中学のときはピッチャーだったんですけど、投げないときにセンターを守るぐらいでしたから。この当時は、野村さんとしては「バッティングは、まだそこまでの実力はない」と感じていた部分があったんじゃないですか? 当時の僕は一軍の試合にずっと出ていたわけじゃないので、「勝つ」とか「負ける」ということよりも、とにかく自分のことで必死でした。
「オレの仕事は試合後半だ」
――土橋さんにとっての「日本シリーズデビュー」は、1992年の初戦、9回から荒井さんに代わって守備固めでレフトに入りました。そして、10回表に……。
土橋 えぇ、よく覚えています。秋山(幸二)さんの打球ですよね(笑)。「守備固め」という位置づけで出ている以上、絶対にミスできないわけですから、ドキドキしていたのはもちろん、「絶対に失敗はできない」というプレッシャーがありました。
――3−3の同点で迎えた延長10回表、ツーアウト一、二塁の大ピンチで、ライオンズ三番・秋山選手の放った打球はレフトへの小飛球でしたが、土橋さんはこれをダイビングキャッチ。絶体絶命のピンチを救いました。
土橋 外野専門で練習したことがないからよくわからないですけど、ダイビングキャッチができたのは、僕がもともと内野手だったから体を張ったプレーができたんだと思います。

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