土橋勝征が守備固めで危機一髪。秋山幸二の打球に「やっちゃった」


 だから、「郭泰源から打った」とか、「工藤(公康)さんから打った」とか、「みんなすげぇな」という思いで見ていました(笑)。観客のようになっていた自分も確かにいましたけど、「オレの仕事は試合後半だ」という思いでいましたね。
「デストラーデがいない今年こそチャンスだ!」
――野村監督はしばしば「主役と脇役」という言葉を口にしますが、土橋さんは面と向かって「お前は脇役に徹しろ」と言われたことはありますか?
土橋 面と向かって「お前はこうしろ」と言われたことはないですけど、「主役と脇役がいるんだ」とか、「お前は絶対に主役じゃないよ」とか、「こういう技を磨きなさい」と言われたことはありますね。
――後に入団する宮本慎也さんは、野村さんから贈られたという「一流の脇役」というフレーズをしばしば使いますよね。
土橋(宮本)ヘッドは、大きく分けたら「こっち側」です。でも、さらに細かく分ければタイプは違いますよ。僕は一応、プロ入りのときにはホームランバッターとして入団しているんです。初めの頃は「第二の池山を目指せ、広澤を目指せ」と教育されました。それなのに、野村監督になってからは急に、バットを短く持ち始めたわけですから(笑)。
――1992年日本シリーズは3勝4敗でライオンズに敗れました。当時のチームのムードはいかがでしたか?
土橋 やっぱり、「セ・リーグで優勝しても、日本一にならないとあんまり意味がないな」、みたいな部分はありました。

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