浅野拓磨が陥ったビッグクラブ移籍の落とし穴。現地報道も加熱する事態

イギリス側(デイリー・ミラー紙など)でも同様の報道が出たが、これはキッカー誌を引用したものにすぎなかった。

 4月6日のヴォルフスブルク戦で、浅野はベンチ外だった。トーマス・ドル監督は、浅野の起用が禁止されたとほのめかすにとどまったが、ヘルトSDはキント会長から起用しないようにと指示されたことを認めた。チームはヴォルフスブルクに敗れて7連敗、週明けの9日にはヘルトSDがクビになった。

 ハノーファーは13日のボルシアMG戦にも0−1で敗れて8連敗。降格に向けて一直線という様相を呈している。冒頭の原口のコメントはこの試合後のもの。チームについても自身についても、開き直ってサバサバした様子だったのが印象的だった。
 2部降格とそれにともなう予算削減が現実として迫るなかで、今季は負傷が多かったとはいえ、リーグ戦先発9試合、途中出場4試合、得点0にとどまった浅野を買い取るのが難しいというのは、ある意味でしかたがない。300万ユーロは相場からすれば決して高い金額ではないが、「払えない」という判断もあり得るだろう。

 ただ、つい浅野の立場を思いやってしまうのは、各報道に、その決断に対して「アーセナルが苛立っている」というニュアンスが込められていることだ。実際はどの記事を見ても、アーセナルの誰がそう表明しているのか、具体的な記述はない。

関連記事(外部サイト)