ロナウドの野望を粉砕。アヤックスはCL史に残る画期的チームだ



 しかしこのゴールの価値は、アウェーゴールルールにのっとれば1点に満たない。実はアヤックスにとって、さほどショッキングな失点ではなかった。「1点奪えば逆転」という当初の意味合いが「1点奪えば同点」に変わったに過ぎなかった。1点が必要であるという状況は同じだった。

 アヤックスに同点ゴールが生まれたのは、ロナウドのゴールにスタンドが沸いたわずか6分後の出来事だった。
 デンマーク代表のベテランMFラッセ・シェーネがまず、技術力に溢れたドリブルで、ユベントスDF網に割って入り、すごみを見せつける。そして左サイドにボールを散らすと、SBのダレー・シンクグラベンが中央に折り返した。このクロスはDFに当たるが、こぼれをモロッコ代表のハキム・ジエクが拾いシュート。それがDFに当たり再びこぼれると、今度はゴール前にポジションを取っていたドニー・ファン・デ・ベークの前に転がっていき、あとはゴールに流し込むだけだった。

 VARになったシーンだが、オフサイドではなかった。右サイドでシンクグラベンに対応していたフェデリコ・ベルナルデスキが戻り遅れていたため、ゴールはすんなり認められた。

 1−1、通算スコアは2−2。これでオールスクエアになった。とはいえ、次のゴールをユベントスが決めても1点の価値がないのに対し、アヤックスが決めた場合は1点以上の価値が出る。

関連記事(外部サイト)