ロナウドの野望を粉砕。アヤックスはCL史に残る画期的チームだ

高々とした打点からゴールライン上に叩きつけたヘディングは、ユベントスの息の根を止めるに十分な、迫力満点の一撃だった。

 アヤックスはグループリーグでバイエルンと2試合引き分け、決勝トーナメント1回戦では王者レアル・マドリードに逆転勝ち。そして手堅いサッカーで知られるユベントスにも、逆転で勝利を収めた。もはやダークホースの域を超えた状態にある。CLの歴史に久々に登場した画期的なチームだ。

 前回出現した画期的なチームもアヤックスだった。いまから24年前、1994−95シーズンのCLを制したルイス・ファン・ハール率いるアヤックスだ。ついこの時のチームと比較したくなる。

 翌1995−96シーズンは準優勝だった。相手はユベントスで延長、PK戦負け。ビッグクラブにメンバーを抜かれながら、CL2連覇まであと一歩のところまで迫る姿には、判官贔屓をくすぐられた。

 さらに1996−97シーズンも、アヤックスが最後に戦った相手はユベントスだった。舞台は準決勝。通算2−6の大敗劇だった。
 そのシーズンは、移籍の自由を大きく認めたボスマン判決が施行されたシーズンで、アヤックスは前シーズンよりさらに多くのメンバーを引き抜かれていた。まさに手足をもがれたような悲惨な状態にあった。それでもなんとか準決勝まで這い上がってきた好チームを、ユベントスは血も涙もなくボロボロになるまで叩いた。

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