常総学院出身元プロ注目の強打者が32歳でキックボクシングデビュー

そのために友人や家族と過ごす時間を犠牲にしたし、大学入学時は茨城を離れて八戸に向かう新幹線のなかで涙を流した。
「そういうこと(高校や大学の寮生活)も含めて自分が好き好んで、その道を選べていたら、プロになれたのかもしれないですが……。そこが自分のなかで欠けていた部分だったし、弱さというか、それが後悔かと言われたら後悔かもしれないです。小さい頃からプロを目指して野球をやっていたから、プロに行けなかった悔しい気持ちはもちろんあります。でも、プロに行って失敗してしまった時のことを考えてしまう弱い自分もいました。もちろんそれも自分次第なのはわかっています。ただ、野球のほかに何ができるのかと言われたら本当に当時は何もなかったので……。『このまま野球だけ続けていっていいのか』という迷いもあったし、先のことまで考えてしまう自分もいたんです。結局、自分自身が中途半端な人間だっただけの話なんですけどね」
 プロに入って2、3年でクビになる選手を数多く見てきた。高校時代、勝田としのぎを削った春田剛(水戸短期大学附属高校→中日)も入団後はケガに泣き、わずか2年で現役を引退した。それだけ生き残りが厳しい世界である。当然、勝田が言うように「中途半端な人間だった」の一言で片付けられるわけがない。
「みんなが遊んでいる時に練習をしてという生活を続けてきたので、学生の頃の思い出は何もないんですよね。

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