リージョの辞任で「バルサ化」は頓挫か。イニエスタ不在の神戸が連敗




キャプテンを返上したルーカス・ポドルスキ(ヴィッセル神戸)

 4月20日、埼玉スタジアム2002。神戸は浦和レッズの本拠地に乗り込んでいる。アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャらスター選手が参戦する見込みとあって、5万5000人近い観衆が席を埋めた。しかし2人とも、コンディションの問題でメンバーに入っていない。
 それでも、試合を優勢に進めたのは2人の元スペイン代表選手が不在の神戸だった。リージョ監督が丹念に仕込んだボールゲームの質は高い。各自がポジショニングで上回り、ボールをつなげ、プレスを回避し、ビルドアップで上回った。

 しかし前半10分、左サイドのバックパスに、ディフェンダーが足を滑らせてしまう。それを興梠慎三に持ち込まれ、エリア内に入ってから中へ切り返されたところ、必死にカバーへ戻ったダンクレーが足をかけてしまった。神戸は呆気なくPKを与え、早くも先制された。

 もっとも、ここから「神戸が攻め、浦和が守る」という構図がより鮮明になる。

「前からプレスをかけられなかったが、後ろではブロックを作って。エリア内では1対1の球際のところで、守備の選手たちが負けなかった」(浦和/オズワルド・オリヴェイラ監督)

 神戸はボールを動かしながらスペースを作り、ダンクレー、山口の前線への縦パス1本でチャンスを作る。

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