ベテラン平野謙が愛のムチ。若き清原和博に「あいさつに来い」

でも、僕のような外から来た人間にとっては、そういう部分は関係ないからね。「あいさつもまともにできない」という噂は聞いていたけど、彼もまだ子どもだったから。のほほんとしている部分もあったし、おっとりした部分もあったから、「やかましい先輩がひとりぐらいいてもええやろ」って思って、そういうことを言ったんです。
――すでにベテランという立場になっていたし、生え抜き選手ではないからこそ、フランクに清原さんとつき合おうとされたんですね。
平野 まぁ、そういうことですね。おかげで、その後もキヨとはいい関係が築けたと思いますよ。後に、僕がロッテの二軍監督で、彼がジャイアンツのファームで調整していたときに、よくジャイアンツ球場で一緒になったんです。そのときにも、アイツはすぐに駆け寄ってきて、あいさつしてくれるようになった。まぁ、ベテランとして僕がやっていたのは、それぐらいのことでしたね。
(後編に続く)

前へ 1 2 3 4 5 6

関連記事(外部サイト)