「東海の異端児」木村理来が駅伝参戦に意欲 ラストシーズンで気持ちに変化

「東海の異端児」木村理来が駅伝参戦に意欲 ラストシーズンで気持ちに変化

記事まとめ

  • 「東海の異端児」と呼ばれる東海大学4年の木村理来は、大学3大駅伝を走ったことがない
  • 木村は、そもそもそのメンバー入りを争う舞台にさえ上がってこなかったという
  • 木村の得意の種目は1500mで「よく長距離じゃないよねって言われます」と苦笑する

ラストシーズンで気持ちに変化。「東海の異端児」が駅伝参戦に意欲


 両角速(もろずみ・はやし)監督からも「積極的に行け」と言われ、いつも序盤から前に出て、レースを引っ張っていた。今回もいつものように先頭でレースを引っ張っていくのだろう……問題は、最後のスパートがもつかどうかだと思っていた。
 ところが、1周目はうしろから2、3番手を走る。いつもとレース展開が違う。それは2周目になっても変わらず、3周目になっても後方4番手あたりを走っていた。ラストスパートに力をためて、爆発させるのかと思ったが、舟津がそのままトップでゴールし、木村は4位に終わった。
「あー、入賞ダメかぁ」
 息を切らしながら、小さくつぶやいた。がっかりした表情を浮かべたが、驚いたのは順位よりもいつもとレース展開がまったく異なっていたことだ。先行逃げ切りが木村の真骨頂だったはずだ。
「そうですね。いつもは先行するんですけど、最後ダメになるんで、最近はちょっと真ん中ぐらいからやっていたし、今日はうしろからやってみたんです。意外と周囲を冷静に見られていたし、これはこれでいいかなって思ったんですけど、まだ調子が上がってこないんで……」
 木村は、2月まで2カ月間ほど右足を故障していて、3月1日の陸連の中距離合宿から走り始めた。その後、このレースに臨む前は4月6日の東海大・日本大対抗戦の1500mに出場し、3位に終わった。

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