北島康介の名言「ちょー気持ちいい」が生まれたアテネ五輪の舞台裏

北島康介の名言「ちょー気持ちいい」が生まれたアテネ五輪の舞台裏

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平成スポーツ名場面PLAYBACK〜マイ・ベストシーン 
【2004年8月 アテネオリンピック 北島康介】
 歓喜、驚愕、落胆、失意、怒号、狂乱、感動……。いいことも悪いことも、さまざまな出来事があった平成のスポーツシーン。現場で取材をしたライター、ジャーナリストが、いまも強烈に印象に残っている名場面を振り返る――。
 2004年アテネ五輪の100m平泳ぎで優勝した北島康介――。彼が、テレビカメラの前で発した第一声は「ちょー気持ちいい」というセリフだった。しかし、そのすぐ後の記者の囲み取材では一変、ボロボロと涙を流した。その姿に、彼の背負っていたプレッシャーの大きさを感じずにはいられなかった。それほどまでに苦しくつらい戦いだったからこそ、明るさを持った言葉が、口を突いて出たのだろう。

100m平泳ぎで優勝した瞬間、喜びを爆発させた北島康介

 高校3年生だった2000年シドニー大会で五輪初出場を果たし、100mで4位になった北島。その後、平井伯昌コーチとともに歩み始め、04年アテネ五輪の金メダル獲得までの道のりは、順調そのものだった。
 シドニー五輪の翌年、01年の世界選手権福岡大会では、水中で大きく伸びる泳ぎで、200mで銅メダルを獲得。その泳ぎをさらに進化させた02年には、8月のパンパシフィック選手権前に肘を痛めるアクシデントに見舞われたものの、100mで優勝。

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