黄金世代のFWが次世代の子どもたちに伝えたい20年前の経験

準優勝して戻って来たら、いきなりそれを背負わされたんです。

 後々『いい経験をさせてもらった』と思ったけど、その時は『自分がやらなければいけない』と思いすぎて、うまくいかないことが増え、結果も出せなった。本当にキツかったですね」

 そんななか、チームもファーストステージ最下位となり、セカンドステージでも下位に低迷した。高田は、自分も、チームもうまくいかないことを消化できず、チームメイトと衝突してしまったという。

「”チームのために”という、ナイジェリアで学んだことをチームでやろうと思ったんですけどね……。うまくいかないことを、自分の中で消化できないのでイライラしていたし、自分が点を取れないことを、人のせいにしていた。勝ちたい気持ちはみんなと同じなんですが、熱くなってハーフタイムにチームメイトと言い合いになったりして……。

 正直、前年にヒデさん(中田英寿)が抜けて、『いきなり”おまえがエース”って言われても……』って思っていた。(ワールドユースで)準優勝して、変なプライドだけついて、実力がともなっていなかったんです」
 世界で2位になったチームメイトは、すでにシドニー五輪に向けて動き出していた。

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