黄金世代のFWが次世代の子どもたちに伝えたい20年前の経験

そうして、引退を決断して以降、ずっと気持ちが沈んでいた高田だったが、自分よりもはるかに困難な状況にある被災地の人たちが前向きに生きている姿に触れ、自らもポジティブさを取り戻していった。
※日本のスポーツ界が一丸となって、東日本大震災で被災した「すべての」子どもたちの、「こころの回復」を応援するためのプロジェクト。2007年より全国で実施している「夢の教室」のプログラムを使って、被災地の子どもたちに心の支援をできないかという想いから始まったもの。日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、日本トップリーグ連携機構、日本サッカー協会の4団体が主催。日本スポーツ振興センターが運営
 スタッフとなって、2年半もの間、被災地の沿岸部を回った。東北に行くと、岩手県出身の小笠原満男と同世代ということもあって、現地の方々と「黄金世代」の話題が持ち上がることもあったという。

「みなさんに『黄金世代』と言われるのは、うれしいですし、ありがたいことですけど、僕のことを言っているんじゃないなって思っています。本当の『黄金世代』は(小野)伸二やイナ(稲本潤一)、(小笠原)満男やヤット(遠藤保仁)のことでしょ、と。話のネタにはなりますけど、自分はそこに付属する人みたいな感じです(笑)」

 その「黄金世代」の面々は、今も現役でプレーしている選手が何人もいる。

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