黄金世代のFWが次世代の子どもたちに伝えたい20年前の経験

そんな同世代と、高田が日頃触れ合っている最近の子どもたちとは、当然違いがあるだろう。高田の目には、その違いがどう映っているのだろうか。

「今の子どもたちは、体育でボールすら投げないこともあって、サッカーをやっている子はサッカーしかやらない。柔軟性がないため、何か違ったこと、自らが想定していなかったことが起こると、うまく対処できない。強さがないというか、脆い感じがします。

 僕らの世代は”芯”がありますよね。それは、小さい頃から褒めてくれる大人がいれば、叱ってくれる大人もいて、サッカーだけじゃなくて、走ることや野球とか、いろいろなことをしてきた経験があったからだと思います。

『黄金世代』は、子どもの時に(いろいろと経験した中から)『サッカーが楽しい』ということを学んだ”サッカー小僧”が集まった集団なんですよ。だから、今も付き合いが続いている。

 今はみんなの活躍が本当にうれしいし、今なお現役でプレーしている面々には『やり切ってほしいな』と思っています。僕にはそれができなかったんですが、伸二たちは自分でやめる時を選べるぐらい、日本サッカー界に貢献してくれた人たちなので」

 被災地での活動を経て、高田は現在「夢の教室」のスタッフとして、日本各地を飛び回っている。

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