高津臣吾が松井秀喜に打たれた初本塁打「仕方なく投げた直球だった」

当時のご記憶は、鮮明にありますか?
高津 記憶は鮮明に残っていますね。特に1993年は。それから今に至るまで、とても短かったような気もしますし、ひとつずつ振り返ってみると、とても長い時間が経ったような気もします。
――1993年のシリーズでは優秀選手賞を獲得する大活躍を見せましたが、1992年はシリーズ不出場でした。3勝3敗で迎えた第7戦は神宮球場でご覧になっていたそうですね?
高津 はい。基本的にはクラブハウスでテレビを見ていたんですけど、試合終盤にベンチ裏に移動して見ていました。ただ、ベンチ裏の小窓からグラウンドの様子を伺う感じなので、試合の詳細はよくわからなかったですけどね。
――この第7戦は、同期入団で同い年の岡林洋一投手が孤軍奮闘、鬼気迫るピッチングを見せていました。岡林さんとは東都リーグ時代でも一緒でした。岡林さんは”ライバル”という関係なのでしょうか?
高津 彼は高校時代から有名なピッチャーでしたし、専修大学時代もリーグを代表する存在でしたから、とてもじゃないけど僕が敵う相手ではないと思っていました。大学時代もプロに入ってからも、彼がひとつの基準というか、「岡林がこれぐらいできるのなら、オレもこれぐらいはやろう」という、そんな感じでした。
――1992年のシリーズにおいて、岡林さんは初戦、4戦、7戦に先発。

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