エチオピアで一流ランナーと練習。神野大地が意識改革した25日間



「本当に練習環境が最高でしたね。スピード練習とかは2700mにあるトラックでやりました。タータンの全天候型で、日本で言えば富士山の7合目にトラックがある感じです。近くには芝のコースもあって、朝はもっぱらそこでジョグをしていました。ロングランのコースは標高2000mまで下るんですが、ロードでは永遠に走っていけるようなフラットなコースがありました。また、赤土のコースでは車がほとんど通らないアップダウンのあるコースがあって、僕はそこで2回30キロ走をやりました。ほかにも3000mのコースがあるし、本当に走るコースが豊富でしたね」

 練習環境は申し分ないが、生活環境はもうひとつだったようだ。

 断水が2日間続き、1日に必ず計画停電があり、3日間続いたこともあった。そのため、練習後のシャワーは毎日ほとんど水だった。食事はピザなど500円程度で食べられるおいしいレストランがあるが、自炊するとなると新鮮な肉や野菜を確保するのが難しかった。首都には大きなスーパーマーケットがあるが、合宿地周辺はコンビニレベルの店しかなく、常に品薄だったという。
 また、ケニアはランナーが多いので人の視線を感じることはなかったが、エチオピアはランナーもアジア人も多くないので、神野はよく中国人と間違われ、地元の人の鋭い視線に少し恐さを感じることもあった。

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