エチオピアで一流ランナーと練習。神野大地が意識改革した25日間

具体的に、走っているとどんな影響が出るのだろうか。

「日本で走っていると徐々にきつくなって、最後にマジできついって感じになるじゃないですか。でも、ケニアもそうですけど、エチオピアは走っていて余裕だなって思っていると、突然バーンってしんどくなるんです。乳酸がいきなりマックスになるみたいな(苦笑)。心肺のきつさというよりも、エネルギーが体に行き渡っていないような状態になって、体が動かなくなるんです。体が動かなくなるとあとの練習にも影響するんで、ペース設定とか最初は非常に難しかったですね」
 ペース設定は、たとえば1000mのインターバル走でケニアでは1分程度のリカバリーだった。エチオピアでも最初は1分30秒で設定していたという。

「それじゃとてもスタートできる状態じゃなかったですね。もう1回、レースペースに近い状態で走るためには、リカバリーをおろそかにできないんです。疲れて練習にならなくなってしまうんですよ。だからセットに分けて、セット間は長めにリカバリーを取るなど工夫しました。

 しかも、ケニアもエチオピアもリカバリーをジョグでつなぐとかしないんです。歩いて休むんですよ(笑)。で、もう1回トップスピードで走れるようにします。リカバリーでジョグしてしまうと、たとえば10本やろうとしていたのがきつくて7、8本で終わってしまうんで、インターバル走の質を保てるようにリカバリーをしっかり取っていました」

 練習は、ゼーンが故障明けで神野と同じ質の内容だったので、一緒に走ることが多かったという。

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