エチオピアで一流ランナーと練習。神野大地が意識改革した25日間

また、徒歩1分ぐらいのところにモハメド・ファラーがロンドンマラソンのために合宿をしていたので、練習に参加した。

 朝練習は20キロのジョグだったが、3分40秒ペースで走り、神野曰く「ジョグという名の距離走」だったと言う。ロンドン五輪(2012年)、リオ五輪(2016年)の5000m、1万mの二冠王者の練習は刺激的だったが、神野の関心のひとつは、なぜファラーがエチオピアを合宿地に選んだのかということだった。

「ファラーが言うには、ケニアは(標高)2300mだけどエチオピアは2700mなのでその標高で走れる場所はここしかないというのがまず理由のひとつ。ケニアはアップダウンが多いけど、エチオピアはフラットなコースが多いんで、練習の質を上げられる。あと、エチオピアはランナーが少ないので練習に集中できると言っていました。ケニアはランナーだらけなんで、そこにいるとたくさんの人が集まってきて、練習に集中できないみたいですね」
 世界のトップランナーと一緒に走り、質の高い練習に触れた。練習後、いろんなことを語り合うなかで同じランナーとして感じることが多々あったと神野は言う。

「ケニアで1カ月半ぐらい、エチオピアでは25日間しか滞在できなかったんですけど、本当に世界のトップを目指すのではあればそこに住むか、あるいはファラーのように3カ月の合宿が必要になってくるのかなと感じました。

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