神野大地が描くMGCまでの青写真。エチオピア合宿で得た気づきとは?

従来のマラソンの強化方法にとらわれず、自分のやり方を模索しながら見つけてきた神野にとって、食事の摂り方も再考の余地ありと考えるようになった。それも今回の合宿での気づきのひとつだった。
 エチオピアに行く前、「実際に現場を見て、MGCの前の合宿地をケニアにするか、エチオピアにするかを見定める」と神野は言っていた。25日間の合宿でいろんなことが起きたが、果たして、その見極めができたのだろうか。
「トータルで考えるとケニアです。エチオピアでは質の高い練習ができましたけど、僕は速いランナーよりも強いランナーを目指しているし、タフな練習をして強くなっていくタイプ。質の高い練習よりも泥臭い練習を積み上げて力をつけていく感じなので、ケニアのアップダウンの多いところでジョグや距離走をしていた方が、フラットな環境が多いエチオピアよりもタフさを身につけることができる。なおかつ生活面も考えるとケニアがいいかなと思いました」
 もうひとつ、エチオピアに行く前に神野が語っていたのは、2700mの高地トレーニングから平地に戻ってきた時、短期間でどういう走りができるのか、体がどう反応するのか。それを2つのレースで試すというミッションだった。
 その最初のレースが、5月4日、ゴールデンゲームズインのべおか(通称GGN)の1万mだった。
「1日に帰国して、3日後のレースにどういう反応が出るのか見たかったんですけど、レース前日の状態がメチャクチャよくて、ヘモグロビンの数値もよかったんです。

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