神野大地が描くMGCまでの青写真。エチオピア合宿で得た気づきとは?

『これは!』って思ったんですが、単純にいうと試合勘がなかったです。
 レースに出ている多くの選手は、ここに照準を合わせていて、この大会までに複数のレース走ってきていると思うんですけど、僕は2019年度初のレースで、しかもトラックレースが1年ぶりということもあってぜんぜん流れに乗れなかった。正直、高地から下りてきたけど、この反応をどう判断すればいいのかっていう感じでしたね。もったいなかったですけど、それも経験ですし、少なくともトラックだと3日前に下りてきてのレースは避けた方がいいなと思いました」
 GGNの1万mのタイムは、29分05秒86だった。
 前日の調子がよく、28分17秒の自己ベスト更新を狙える状況ではあったが、今回はタイムよりも高地から下ってきた際の効果を知ることが重要なテーマだったので、そういう意味ではひとつ収穫を得られたことになる。
 では、仙台国際ハーフでは、どうだったのだろうか。
「仙台ハーフは帰国して11日目でのレースだったんですけど、ちょうど体がリフレッシュできて、リラックスしてレースに臨むことができました。レースの走り自体も悪くなかったと思います」
 仙台国際ハーフマラソンでの神野は、レース序盤から中盤にかけて非常にいい走りを見せていた。日本人先頭の村山謙太(旭化成)を追走していたのだ。
「最初の1000mの感覚がいい時は、大体レースもいいんです。

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