神野大地が描くMGCまでの青写真。エチオピア合宿で得た気づきとは?

長距離移動の疲れがあるので、その時差も少し考えていかないといけない」
 神野にとって、エチオピアから仙台国際ハーフまでが大きなくくりでの”合宿”だった。この期間に得られた練習メニューや調整方法、さらに高地から下りてきた時のデータは、MGCに向けて大きな収穫になったのは間違いない。
 仙台国際ハーフを無事に走り終えた神野の表情は、エチオピアからここまでやりきった感じがあったのか、非常に明るかった。
 また帰国してから神野は、新しい取り組みを始めた。それは、低酸素ルームで睡眠をとることだ。
「仙台のレースの前は、(標高)2300m(の低酸素状態)に設定して寝ていました。とくに寝苦しいとかはなかったですね。服部勇馬(トヨタ自動車)も低酸素で寝ていると言っていましたし、僕はケニアやエチオピアの高地で練習してきているので、ほかの選手よりも慣れるのが早いと思うんです。普段から高地の環境に身を置けるというのはすごく大事なことなので、これからは体の状態を見ながらですが、少しずつ高度を上げていきたいと思っています」
 エチオピア合宿からの強化がひと段落し、しばらくはゆっくりと調整していく。MGCまでのスケジュールは綿密に計画されており、6月からはいよいよ本格的にマラソンの練習に入るという。
「東京マラソン以降、ここまで順調にきているので、このまま流れに乗って、MGCまでいきたいと思っています」
 MGCに向けて、神野らしい独自の強化がこれからも続く。

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