井上尚弥がパッキャオなみの「世界的スター」になるために必要なもの

そのおかげで、インパクトもより大きくなったのだろう。
 元世界2階級制覇王者で、現在はアメリカの有料チャンネル『Showtime』で解説者を務めるポール・マリナッジはこう述べた。
「とてもエキサイティングなファイターだね。爆発力、スピードがあり、パワーだけでなくしっかりとしたスキルも備えている。単にパワーパンチを振り回すだけでなく、事前にトラップをしかけているからそれが生きているんだ」
 威勢のいい語り口で知られるマリナッジだが、”イノウエ”の名前を出した途端、「Oh boy……」と呆れたように首を振る仕草を見せたのが印象的だった。この日、井上の底知れぬ強さを見たものにとって、そんなジャスチャーは理解できるものだったはずである。
 ロドリゲス戦の勝利で8連続KOとなった井上。とくにバンタム級に階級を上げて以降の3戦では、すべて2ラウンド以内に相手を倒したことになる。そのパワーは驚異。最近では比較対象としてマイク・タイソン(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)といった歴史的ビッグネームも挙げられ始めている。
 中でも同じアジア人で、軽量級からプロ歴をスタートさせたパンチャーという意味で、井上とパッキャオの共通点を指摘する声は少なくない。
「井上は間違いなくマニーと似た特徴を持っているよ。

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