大坂なおみが失わないチャレンジャーの姿勢。「私はまだ新参者」

第12ゲームでは、3回のデュースの末、大阪が4回目のセットポイントでバックハンドのダウンザラインへのウィナーを決めて、セットオールにした。
 大坂はアザレンカとのバッククロスの打ち合いを回避しようと、勇気を持ってバックダウンザラインへのショットを打った。そして、好転してきたところで、得意とするフォアハンドストロークにトップスピンをかけ、コート深くにコントロール。これで、アザレンカは簡単に攻められなくなった。
 また、バックのドロップショットはまだ発展途上ながら、前後にゆさぶりをかけてアザレンカの体力を奪うのに有効だった。
 ファイナルット第1ゲーム、大坂は3回のブレークポイントをセーブし、センターへのサービスエースを決めてキープに成功すると、試合の流れは一気に大坂に傾いた。疲労が見え始めたアザレンカはミスが増え、大坂は第4、6ゲームでもブレークに成功。大坂は43本のミスをしたものの、52本のウィナーを決めて2時間50分におよんだ激闘を制した。
 敗れたアザレンカは、大坂を次のように評価する。
「今彼女は、明らかに自信を持ってプレーできている。彼女のショットはとても重く、フォアもバックも質の高いボールを打ってくる。安定感のあるビッグサーブを持っているし、本当にいいプレーをしている。それが、今いるポジション(世界1位)が彼女にふさわしいことを証明している」
 大坂は、世界1位になってからも挑戦者としての姿勢を忘れていない。

関連記事(外部サイト)