久保建英とメッシ。対戦相手にしかわからない「スピード」の正体

久保建英とメッシ。対戦相手にしかわからない「スピード」の正体

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「私は何十人、何百人ものアタッカーたちと対峙してきた。でも、(リオネル・)メッシは異質だった。悪い体勢に追い込んだと思った瞬間、GKが一番取りにくい場所に蹴れる。こちらが優位に立ったところで、そうではないと思い知らせる、その瞬間を楽しんでいるようだった」

 リーガ・エスパニョーラで約20年、ゴールを守ってきたスペイン人GKゴルカ・イライソス(ジローナ)はそう語っていた。実際に対峙した選手は、そのスピード感に度肝を抜かれる。

「メッシがボールを持って迫ってくると、猛獣かと錯覚した。人の手ではどうにもならない速さ、力強さを感じる。襲われるのに似た怖さだ」

 オサスナで20シーズン近くプレーしたMFフランシスコ・プニャルは、そう証言していた。

 猛スピードのなかでも技術を十全に出し、相手がそれを封じようとすると、さらに裏を取ることができる。肌で感じる速度感は尋常ではない。

<時空を操られている>

 対峙した守備者は、第三者が見ている以上に、信じられない動きを目の当たりにするのだ。日本代表に初招集されたFW久保建英(FC東京)は、その領域に近づけるだろうか。


日本代表に初めて選出された久保建英(FC東京)

「久保という着ぐるみを被った別人かと疑うほどに、昨シーズンから大きく変わった」

 FC東京の関係者はそう言う。

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