「森保式3バック」とトリニダード・トバゴ戦無得点の重大な関係



 では、それまで採用してきた3−4−2−1を、森保監督は誰に適したサッカーだと考えているのだろうか。これは人種や国民性とはまったく関係ない問題だ。世界を眺めれば一目瞭然。主義や哲学に関わる問題なのだ。

 試合後の会見でさらに、「3バックか4バック、今後、使用する布陣はどちらが増えそうか」と訊ねられた森保監督はこう答えた。

「現段階では4バックだと思っていますが、これは選手にも話したことですが、3バックにしても4バックにしても、我々がやろうとしている原理原則は変わらないので、そこは必要以上に難しく考えないようにしたいと思っています」

 原理原則は変わらない。必要以上に難しく考えない。これが本心だとすれば困りものだ。3バックか4バックかは、まさに原理原則の問題だからだ。十分こだわった末の選択でなくてはならない。

 もちろん例外はある。3バックとひと口に言っても、さまざまな種類があるからだ。4バックも同様だが、より意味が広範なのは3バックだ。

 68メートルあるピッチの横幅を均等にカバーしようとしたとき、妥当な人数は4人だ。3人では間隔が広すぎる。3バックには、3バックを常時維持できない宿命がある。したがって、普段は3人で、相手が攻め込んできた場合は4人に変化する3バックと、普段は3人で、相手が攻め込んできたら(とくに相手が両サイドを突いてきたら)5人に変化する3バックがある。

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