3バックに囚われた森保ジャパン。選手の長所よりシステム優先だった

ほとんどの選手が、3−4−2−1ではプレーしていない。その点、選手を責められないだろう。

 3−4−2−1は欧州ではマイナーなシステムで、Jリーグでも上位には4バックを採用するチームが多い。もっとも、森保監督はサンフレッチェ広島時代、3−4−2−1でJリーグ王者になっている。システム運用に自信もあるのだろう。だから、試す機会を探っていた。招待されているコパ・アメリカを前に、テストに踏み切ろうという事情もあったはずだ。
「3バックをどこかで試そうという思いはありました」

 森保監督はその意図を明らかにしている。

「去年、ロシアW杯をコーチとして経験し、西野朗監督がやられていた4バックが日本の選手にも合っていると思い、その経験を踏まえ、やり方を踏襲しました。招集選手は代わりましたが、戦術的にはスムーズに行ったと思います。4バックがベースですが、3バックでもプレーの原理原則は変わりません。必要以上に難しく考えるべきではないと思います」

 森保監督の言葉は論理的で過不足がない。試合の中で、改善させた部分もあった。悲観するほどの結果でもないだろう。ただ今回は、システムありき、フォーメーションありき、になってしまった感が強い。数字に囚われたということか。

<選手のストロングポイントを使う>

 6月9日、森保ジャパンはエルサルバドル戦で、あらためてその課題が問われる。

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