無得点の原因は。3バックの森保ジャパンの課題を検証する


 ウイングバックは右に酒井宏樹(マルセイユ)、左に長友佑都(ガラタサライ)。ボランチ2枚は守田英正(川崎フロンターレ)とキャプテンマークを巻いた柴崎岳(ヘタフェ)、前線は1トップの大迫勇也(ブレーメン)の後方に、右に堂安律(フローニンゲン)、左に中島翔哉(アル・ドゥハイル)を配置した。
 一方、2006年W杯にドワイト・ヨークを擁して出場した経験を持つトリニダード・トバゴは、当時センターバックを務めていたデニス・ローレンス監督が率いるCONCACAF地区の第2勢力のひとつ。侮れない相手ではあるものの、格下であることは間違いなかった。
 結果的に森保ジャパンの3−4−2−1は、4−5−1(4−3−3)の布陣で構えるトリニダード・トバゴに対して不発に終わった。では、無得点に終わった主な原因は、3−4−2−1が機能しなかったことにあるのか。そこが最大の注目ポイントになる。
 まず、3−4−2−1の攻撃面の狙い、メリットについて、森保監督は試合後に次のように説明している。
「攻撃のときはウイングバックが高い位置で幅を持たせられるので、相手ディフェンスを分散させることができる。そのなかで、ビルドアップから縦パスを入れる。幅を持って攻撃できるところが、一番(のメリット)」
 これは、森保監督が率いた時代のサンフレッチェ広島のコンセプトと同じで、前任者ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現北海道コンサドーレ札幌監督)の当時のスタイルに一致する。

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