無得点の原因は。3バックの森保ジャパンの課題を検証する

5分に柴崎の縦パスを大迫がダイレクトで左の中島に預け、中島がキープしてからシュートしたシーン。46分に冨安が入れたくさびを大迫が堂安につないだあと、堂安がドリブルしてから中島にパスし、中島がボックス内から左足でシュートを狙ったシーンだ。
 連動性という部分では後者が際立つが、そこに南野が加わった4−2−3−1のときと比べると、ゴールの可能性が低下した印象は否めない。選択肢が一手少ない分、相手にとっては対応がしやすく、前線の人数が4−2−3−1よりも下回る3−4−2−1における中央攻撃のデメリットが見て取れる。
 一方、縦パスが減った日本ではあるが、サイドからのクロスボールは前半の11本から後半13本に増加した(失敗も含む)。とりわけ20分までのクロスが2本しかなかったことを考えると、攻撃の選択肢がサイドに移ったと見てよさそうだ。
 しかし、そのうちフィニッシュにつながったのは、7分の中島のクロスを堂安がヘッドで狙ったシーンと、24分に酒井が右から入れたクロスを大迫が直接狙ったシーンの2回だけ。その他の22本のクロスボールではチャンスを作ることはできなかった。
 3−4−2−1の場合、4−2−3−1よりもクロスに対する的が少なくなる傾向があるうえ、空中戦に強い選手が前線でプレーしているわけではない事情も考えると、何かしらの工夫は必要になる。3−4−2−1の攻撃における課題と考えていいだろう。

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