神様がくれた全仏でのギフト。フェデラーとナダル、認め合う最高の関係


「パリに戻って来られて、とてもうれしい。今の自分のキャリアにおいては健康であることが本当にキーになる」
 こう語るフェデラーは、2009年ローランギャロスで念願の初優勝をすると同時に、テニスの4大メジャーをすべて制覇するキャリアグランドスラムも達成したことがあり、決して忘れることのない記憶と記録になっている。
「もちろん10年前にここで優勝したことは、夢の実現でした。自分の人生の中ですばらしい瞬間のひとつでした」
 そして、ローランギャロスへの帰還を決めると、ナダルとの再戦も自然とフェデラーの意識の片隅に生まれた。
「クレーで戦うことを決めた時、できればラファとの対戦が実現すればと思っていた。彼を避けようとする心構えなら、クレーで戦うべきではない。この心構えが、準決勝までいいプレーができた助けになっている」
 一方、ナダルは、2005年に初優勝してから実に11回もの全仏のタイトルを手にしてきた。今年の準決勝までで全仏での対戦成績は91勝2敗という驚異的な数字を残しており、他の追随を許さない。”キングオブクレー”は、まさにナダルにふさわしい称号だ。これは彼の絶え間ない向上心があったからこそで、彼の努力の賜物だ。
「高いゲームレベルを維持することが自分の目標です。ほんの少しでも進化できれば。健康であることにも重きを置いています。

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