レッドブル・ホンダ、弱点ばかりを露呈。すべての点が中途半端だった



 もしミディアムタイヤでスタートしていても、結果は同じだっただろうとフェルスタッペンは言う。それだけ、メルセデスAMGおよびフェラーリとの差は明らかだった。

 予選では、とくにセクター3の遅さが目立った。

 長いバックストレートと低速のヘアピン、中高速の最終シケインだけで構成されるシンプルな29秒弱のセクターで、フェラーリに対して0.5秒の後れを取った。つまり、1.7%もの差だ。全体のラップタイムでは1.19%の差であったことを考えれば、明らかにセクター3が遅く、カナダGPでレッドブル・ホンダが低迷してしまった理由はそこにあった。

 では、どうしてセクター3で遅かったのか?

 当然、フェラーリやメルセデスAMGに比べてパワーで劣っていることが、ストレートでの不利につながっている。ルノー勢が揃ってセクター3で好タイムを記録してQ3に進出してきたことも含め、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはこう語る。
「フェラーリとメルセデスAMGに対して、明らかにパワーで負けていると思っています。ルノーに対しても、勝っているとは思っていません。フェラーリと比べてピークのストレートスピードは遅いですが、問題はサーキット1周を考えた時に、どこが強くてどこが弱いのか、弱いところを補うために何をするのか、パッケージとしてマシンとパワーユニットをどう合わせるのかです」

 ストレートで劣っているのは確かだが、それが0.5秒の後れすべてを占めているわけではない。

関連記事(外部サイト)