レッドブル・ホンダ、弱点ばかりを露呈。すべての点が中途半端だった



「我々がライバルに後れを取っているのはストレート、そして中速コーナーだ。そこでタイムロスしている。我々のマシンはまだ空力の問題を解決し切れていないから、マシンが不安定になってしまう。低速のヘアピンでは問題なかった」
 セクター3は、レッドブル・ホンダが苦手とする要素がふたつ重なっていることで、後れが拡大した。

 空力的にマシンが安定しないから、ダウンフォースをつけざるを得ない。それによってドラッグ(空気抵抗)が大きくなれば、パワーでライバルに負けているからストレートではさらに苦しくなる。そして低速コーナーは問題ないとはいえ、メルセデスAMGほどの速さはない――。

 つまりカナダでは、どの点においても中途半端で最強ではなく、どっちつかずの妥協点に着地せざるを得なかった。いわば、レッドブルRB15の弱点ばかりが出ることになってしまった。

 それに加えて、ソフトタイヤスタートのピエール・ガスリーは7周目にピットインしたところで、集団のなかに埋もれざるを得なかった。ストレートが長いカナダではクリーンな空気がマシンに当たりづらく、前走車が吐き出すラジエターからの熱風や高温の排気ガスを取り込むことでエンジンの吸気温度が上がり、パワーが低下してしまった。

「ずっと前走車の背後について走っていたので、パフォーマンスに影響が出てしまいました。

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