久保建英に「危険な匂い」。スペインの名伯楽が日本代表を個別評価
2019年06月14日 10時57分 Sportiva
「日本は新たに3−4−2−1を採用。スペースを有効に使い、作り、支配していた。システムのバリエーションを持つことは、ひとつの利点になるだろう」
スペインの名伯楽ミケル・エチャリ(72歳)は、日本代表のトリニダード・トバゴ戦、エルサルバドル戦の感想をそう明かしている。
エチャリは自身の著書の中でも、4−4−2(中盤ダイヤモンド型)、4−4−2(ダブルボランチ型)、4−2−3−1、3−4−2−1、3−4−1−2と布陣を大別しながら、持論を展開している。それぞれのシステムがどのようにスペースを支配し、どのような長所、短所を持っているのか、細かく触れている。「ポジション的優位」という言葉を作り出したのも、監督養成学校の教授だったエチャリだ。その点で”戦術の達人”と言えよう。
トリニダード・トバゴ戦、エルサルバドル戦ともにフル出場したシュミット・ダニエル
そのエチャリは、新たなシステムで戦った選手たちをどう見たのか。
「いくつかの個人技を見せたが、そのひとつひとつに危険な匂いが漂っていた」
エチャリは代表デビューを飾った久保建英についてそう語るなど、新たな局面を戦う選手たちを鋭く分析した。
GK
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)
トリニダード・トバゴ戦の前半、強烈なFKをしっかりパンチングではじき飛ばした。