久保建英の武器を福田正博が分析。「スター誕生。新時代が始まる」


 中島翔哉にしても、いつもどおりとは行かなかったはずだ。中島はエルサルバドル戦で久保と同じタイミングでピッチに送り出されたが、より大きな歓声は久保に向けられていた。そうした状況にあって、普段どおりのプレーとはいかなかったように映った。
 一方、大迫勇也としては、自分の持ち味を生かしてくれる頼もしい味方が増えたと感じているのではないだろうか。大迫はポストプレーでボールをキープし、味方に時間とスペースを与える間に動き直してゴール前に入り込んでシュートを狙うタイプだ。久保はラストパスを出して味方を生かすこともできるため、大迫はプレーしやすいはずだ。
 久保は4−2−3−1のトップ下でも、右サイドでもプレーできるし、3−4−2−1でも2シャドーとして出場可能だ。狭い局面でボールを受ける能力が抜群に高く、クイックネスにゴールへ向かう姿勢も強い。なによりボールを受けるためのポジション取りを、状況に応じて変えられることがすばらしい。
 そうしたなかで、久保がこれから日本代表の主力へと成長していくには、所属クラブでどういった成長を遂げるかにかかっている。
 久保はレアル・マドリードへの移籍が決定したが、当面はBチームのカスティージャで出場経験を積んでいくことになるのだろう。さらに大きく飛躍していくために、厳しい環境でサッカーに専念できる環境を選んだことを応援したい。

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