伊藤翔は何かを変えたくて移籍を決意「鹿島には勝ち方を知りに来た」

2点目が取れないから結果1−0で粘った勝利となっているだけのようにも感じます。
「もちろん、2点目を決めたいと誰もが思っています。だけど、2−0で勝とうが、1−0で勝とうが、たとえば10−0で勝とうが勝ち点3は変わらない。もっと言えば、どのチームに勝っても勝ち点は同じなんです。そういうリーグ戦で、勝ち点を積み上げていくことが大事だし、その積み上げが最後に効いてくる。勝ち点をボロボロ取りこぼしていけば、最後に響くというのは、みんながわかっていることですから」
――そういう鹿島のリアリスティックな考えは伊藤選手にも合う。
「そうですね。現実的というか、選手が勝ちたいと思うのは当然のことであって、もちろん、内容が伴って勝てれば最高ですけど、悪いなりにも勝つというのは、今まで在籍したチームではできないことだったから、そういう意味でのうまさが鹿島にはあると思っています。時間の使い方にしても、ある程度のスキルを持った選手じゃないと上手くはできないから、それこそ、前の神戸戦のときも聖真とベンチに座って、『これ、鹿島っぽいですよ』」って(笑)、話していたんです」
――内容では圧倒されていたのに勝利した名古屋戦も大きいですね。
「そうですね。あれはデカかった。結局リーグ戦が終わったときに、残るのはポイントであって、ひとつひとつの試合がどうだったかなんて、次の年には忘れているから(笑)」
(つづく)

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