チリに大敗した日本。その「差」はパスワークの質の違いにあった
2019年06月18日 17時37分 Sportiva
チャンスは作った。決定的なチャンスもあった。だがいずれも、ゴールが決まっていて不思議ではないチャンスとまでは言えなかった。
チームとしてパスをつないで意図的に崩したシーンは、先述の久保→安部→上田と渡った後半25分のプレーぐらいに限られた。
繰り返すが、見たいのはパスワークの中にサイド攻撃が絡むサッカーだ。活躍を期待したい選手はズバリSBになるが、今回それらしき選手は選ばれていない。カウンター系のサッカーでパスサッカーをしようとしている感じなのだ。それが2戦目(ウルグア戦)、3戦目(エクアドル戦)の注目ポイントになる。
チリのサッカーから学ぶことは多い。チリはこの試合を4−3−3で戦ったが、時に3バックを採用する。しかし、それは森保式3バックとは異なる。その「解釈」の差が日本の4バック(4−2−3−1)のサッカーにも現れてしまった。そんな気がして仕方がない。