コパ最下位で高まる不協和音。アルゼンチンが頼るは「奇跡」のみだ

しかし、そこで驚くべき出来事が起きた。メッシのシュートをパラグアイのGKフニオール・フェルナンデスがスーパーセーブし、コーナーキックに逃れた後に、突如試合が中断された。VAR判定だ。

 ピッチでは、誰もが試合をリスタートさせる準備ができていた。メッシはすでにコーナーに立ち、パラグアイの選手もみな守備のポジションについていた。なんの説明もないまま、数分が過ぎた。選手たちも、いったい何が起こっているのかわからない。

 そして最後に、ブラジル人の審判はアルゼンチンにPKを与えた。驚くべきシーンだった。中継していたブラジルのすべての解説者も、記者たちも、PKではないと主張した。
 メッシがシュートを放つ前のプレーで、アルゼンチンのラウタロ・マルティネスのシュートを、パラグアイのDFイバン・ピリスがブロックした際のハンドがとられたのだが、ピリスはシュートを腰で止めた後、ボールはまず彼の足に当たり、その後、手に当たっている。導入されたFIFAの新ルールに照らし合わせてもファウルではない。

 その証拠に、アルゼンチンの選手でさえ、誰もPKを主張してはいなかった。しかし、メッシは何もわからない風を装って、PKを決めて同点にした。アルゼンチンは茶番に救われた。

 この同点弾で、アルゼンチンサポーターはにわかに活気を取り戻した。

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