コパ最下位で高まる不協和音。アルゼンチンが頼るは「奇跡」のみだ



 アルゼンチンの主要紙『Clarin(クラリン)』の試合翌日の見出しは、「もう苦しむのはたくさんだ!」だった。アルゼンチン人の気持ちを如実に表している。

 アルゼンチンのスカローニ監督はパラグアイ戦後、「いまだに生き残っていることに、まだ希望があることに、我々は感謝しなければならない」とコメントした。だが、これだけトップクラスの選手を擁するチームが、決勝トーナメント進出に向けて首の皮一枚でつながっていることに感謝するなど、あってはならないことだろう。

 アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナはテレビ番組で「このチームは愚かで、弱くて、混乱している。今ならトンガと試合したって負けるだろう」と言い放った。トンガはFIFAランキング202位のチームだ。
 67分にディ・マリアとの交代でピッチを去ったマルティネスは、監督との握手を拒否し、かわりに水のボトルを蹴飛ばした。監督に対する怒りとリスペクトのなさの表れだろう。

 事態は昼メロのようにドロドロしている。世界最強の選手を数多く抱えるチームが、カタール戦とコロンビアの2軍に望みを託そうとしている。

前へ 1 2 3 4 5

関連記事(外部サイト)