東海大菅生の忍者が大学1年で侍Jに。怪しい動きで好敵手の術を学ぶ

東海大菅生の忍者が大学1年で侍Jに。怪しい動きで好敵手の術を学ぶ

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“忍者”は常に「ターゲット」のうしろにいた。練習前の円陣でも、ウォーミングアップのダッシュでも、練習後の居残り守備練習でも。まるで大将の寝首をかくために放たれた草の者のごとく、ある選手のうしろにピッタリとついて回っていた。

 練習が終わったあと、思わずこう声をかけてしまった。「ずっと児玉くんのうしろについていたね?」と。すると”忍者”はいたずらっ子のように笑って、こう答えた。

「はい、児玉さんを超さなきゃいけないので!」


侍ジャパン大学代表合宿で軽快な守備を見せる田中幹也(写真左)と児玉亮涼

 侍ジャパン大学代表候補50名が発表された際、候補リストのなかに亜細亜大の1年生内野手・田中幹也(東海大菅生)の名前を見つけて、生田勉監督の意図を推察せずにはいられなかった。

 生田監督は代表監督であり、亜細亜大の監督でもある。もちろん田中の高い能力を見込んだ面もあるだろうが、おそらく昨年の代表選手であり、田中と同タイプの児玉亮涼(りょうすけ/九州産業大3年/文徳)から学んでほしいという親心があったはずだ。

 田中は東海大菅生時代、2年夏の甲子園で数々の美技を披露し、”忍者”の異名をとった遊撃手である。

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