伊藤翔は海外→日本の移籍で苦労「小野伸二さんに教育してもらった」


「そうですね。学生時代は身体のことなんて、考えなくても大丈夫だったじゃないですか? でもプロになったら、負荷がまったく違うから、何もしないままだと通用しない。やらないと、このまま終わっていくなというのは感じましたね。それで1年くらいでケガをしてしまったので、さらに危機感は強くなった。ただ、フランスにいたときは、自分の身体の仕組みや形というのをわかっていなかったんだと思います。だから、復帰までに時間もかかりました。長く現役でプレーし続けるのであれば、身体のケアというか、自分のことを知っておかなくちゃいけない。自分が人からどう見られているのかも含めて。そう考えると、松井さんをはじめ、日本へ戻ってきてからも、いろんな人との出会いがあったからこそ、ここまでやってこられたんだと痛感しますね」
――清水へ移籍したときに苦労したと話していましたが。
「海外から、日本に帰ってきたときは、いろいろなシステムや習慣、考え方も違うので、清水で学んだことは大きいですね。小野伸二さんにかわいがってもらって、日本の社会はこうなんだ、というのをしっかり教育してもらいました(笑)」
――帰国子女みたいな感じですね(笑)。
「同時に身体を作り直すところからスタートしなくちゃいけなかったんです。自分のプレーを考えたときに、たくさん筋肉をつけて、重くなると動けない。それをわかりながらも、フランスではトレーニングをやらされるし、自分自身でも、向こうの筋骨隆々の選手を見て、『自分もやらなくちゃ』と思ったし、自分を見失ってしまったような感じだったんだと思うんです。

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