遠藤保仁は願う。「俺らを超える新しい黄金世代が早く出てきてほしい」


 遠藤ぐらいのレベルになれば、クラブの意向もあるが、ある意味、自分で引き際を決められるだろう。98年にプロサッカー選手になってからトップの世界で生き抜いて築きあげた実績は、日本代表国際Aマッチ出場最多記録(152試合)をはじめ、JリーグMVP(2014年)など輝かしいものだ。ナイジェリアワールドユース準優勝もそのひとつ。あれから20年、遠藤のサッカー人生は満足できるものだったのだろうか。

「十分でしょ(笑)。俺が満足していないっていったら、みんな満足できないでしょ。そりゃ悔いはあるよ。あのとき自分がミスして失点したなとか、あのとき海外に移籍しておけばよかったなあとか、アジアカップ準決勝で退場しなかったら決勝に出られたのになあとか、長くやればやるほど悔いが出てくる。でも、それを含めて幸せだということ。そういうことを感じられる環境にいたということだからね。まあケガなくやってこられて、代表でもたくさん試合に出られて、W杯に3回行って、これで幸せじゃないって言ったらみんなに殴られるでしょ(笑)」

 遠藤は悔いだらけという。

 しかし、長くプレーしていればミスは起こすし、嫌なこともあるだろう。いちいち気にするタイプの選手ではないと思っていたが、じつは遠藤の脳裏にはいつも「こうしておけばよかった」という後悔が渦巻いていたことを初めて知った。

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