コパ・アメリカで日本代表が突きつけられた深刻な課題

つまり彼らを除くと、奇しくも五輪登録メンバー可能人数の18人になる。また、3戦ともスタメン出場を果たした選手は植田直通、冨安健洋、杉岡大暉、柴崎岳、中島翔哉の5人。冨安と杉岡はU−22なので、植田、柴崎、中島が、オーバーエイジ枠3人にすっぽりとはまる。

 これが意図的なのか偶然なのかは現時点で知る由もないが、森保監督が今大会を東京五輪のシミュレーションとして臨んだ可能性は高まったと見てよさそうだ。

 だとすれば、エクアドル戦も含めた今大会の3試合で採用し続けた4−2−3−1が、五輪本番用のメインシステムと考えるのが自然だろう。

 残された疑問は、森保監督がメンバー招集の段階から4−2−3−1を考えていたのかどうかという点だ。4バックの際の純粋なサイドバックが1人もいなかったことからすると、メンバー発表後に心変わりしたのか、もしくはこれまで3−4−2−1で強化を図っていた東京五輪世代の選手たちを4バックに順応させる腹積もり、ということになる。

 おそらく後者の可能性が高いと思われるが、いずれにせよ、その矛盾がそのままピッチ上で露呈してしまったのが、今大会で浮き彫りになった最大の問題点だった。
 たとえば、エクアドル戦で日本が見せたサイドからのクロスボールは、前半1本、後半4本の計5本のみ。

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