コパ・アメリカで日本代表が突きつけられた深刻な課題

A代表でもなかなか見られない本数を記録したが、その割には日本が相手を押し込んだ印象は薄い。ボール支配率を見ても、1ゴール目を決めた前半15分までは53.9%あったが、その後は15分ごとに48.6%、40.3%とトーンダウン。後半開始から15分間は46.5%で、記録したシュートは0本だった(その後のボール支配率は43.7%、49.9%と推移)。

 これだけの縦パスを駆使していても、主導権は握れない。そこにエクアドルの守備の問題は浮上しても、日本の攻撃の優位性は見えてこない。

 この試合で作った日本のチャンスは、縦パスからの中央攻撃に偏りすぎていた。ゴールに近いルートが空いていればそこを狙うのが当然だとしても、サイドエリアに誰もいないなかで攻撃が中央に偏ると、ボールをロストしやすく、カウンターのリスクも高まる。チリやウルグアイが相手なら、サイドを使ったカウンター攻撃から日本が2、3点を失ってもおかしくないシーンが多かった。1−1で試合を終えられたのは、エクアドルの稚拙な攻撃に救われたと言っても過言ではない。

 もちろんそれぞれのシステムにはメリットとデメリットが存在する。しかし、少なくとも4−2−3−1を採用するのであれば、そのメリットを生かす必要があるだろう。逆に、サイドを使わないサッカーをするなら、4−2−3−1を採用する意味はない。

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